通常の服薬指導としては、カルシウム(Ca:1 日1g以上)や、牛乳(1 日1リットル以上)の大量摂取は控える程度の指導で良いとされています。1)
ただし、大量とは言えない量でミルク・アルカリ症候群が起こった例も報告されていますので注意が必要です。2)
参考資料
1) 田中良子, 木村健 他. 薬効別 服薬指導マニュアル 第9版.じほう. 493.
2) 山田剛, 中西健 他. 少量のミルク摂取と酸化マグネシウム投与により発症したミルク-アルカリ症候群の一例 -持続する高張性脱水による代謝性アルカローシスの関与-.日腎誌.1991;33(6): 581-586.