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どうして便秘になると肌が荒れるの?腸内環境との関係を解説

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どうして便秘になると肌が荒れるの?腸内環境との関係を解説

「便秘が続くと、なんとなく肌の調子もよくない気がする」
そんなふうに感じたことはありませんか。
腸と肌は、一見するとあまり関係がないように思えるかもしれません。
一方で近年では、腸内環境と全身の健康との関係が注目されており、腸の状態が全身のコンディションに影響し、そのことが肌の状態にも関係する可能性があると考えられています。
この記事では、便秘と肌荒れの関係や、背景として考えられていることについて、わかりやすく解説します。

1. 便秘と肌荒れは関係ある?腸内環境とのつながり

便秘と肌荒れは、すべてのケースで直接的な因果関係が確認されているわけではありません。
一方で、腸内環境や生活習慣、体の調子の変化を通じて、間接的に肌の状態に関係する可能性があると考えられています。

腸内環境と腸の働き

腸内環境は、腸のバリア機能や免疫のはたらき、便の状態、排便リズムなどと関係しています。腸内にはさまざまな細菌が存在しており、そのバランスは腸の調子を考えるうえで大切な要素のひとつです。便秘と腸内環境は、互いに影響し合う可能性があると考えられています。

腸と肌の関係

近年では、腸の状態と肌の状態の関係は、「腸-皮膚相関」として研究が進められています。
腸内環境の変化が、体の免疫バランスや炎症反応に影響し、肌の状態に関係する可能性があると考えられています。(参考PMID: 35866234)

2. 便秘で肌荒れしやすいのはなぜ?考えられる理由

便秘が続くと、腸内環境が変化しやすくなるだけでなく、食事や睡眠、ストレスなどの生活習慣の影響も重なりやすくなります。
こうした背景が重なることで、肌の状態にも変化を感じる場合があります。

腸内環境の変化

便秘の状態では、腸内の内容物が通常よりも長くとどまりやすくなります。 その結果、腸内細菌による発酵の時間が長くなり、腸内環境のバランスが変化すると考えられています。
腸内細菌は、食事に含まれる食物繊維などをもとに、短鎖脂肪酸と呼ばれる成分をつくることが知られており、腸の内側の環境を保つことに関わる成分として注目されています。

生活習慣の乱れ

便秘が起こる背景には、食生活の偏り、水分不足、睡眠不足、ストレス、運動不足などが関係していることがあります。
こうした要因は、腸の働きだけでなく、肌の状態にも影響しやすいものです。
そのため、便秘と肌荒れが同時に気になるときは、どちらか一方だけを見るのではなく、習慣生活習慣全体を見直してみることも大切です。

腸のバリア機能や免疫との関係

腸には、外からの刺激や不要な物質が体内に入りすぎないようにするバリア機能があり、腸内環境はその働きや免疫のバランスに関係すると考えられています。
こうした仕組みは全身のコンディションと関わるため、肌の状態を考えるうえでも注目されています。

3. 便秘による肌荒れが気になるときの見直しポイント

便秘による肌荒れが気になるときは、スキンケアだけでなく、腸内環境や生活習慣にも目を向けてみることが大切です。

食物繊維や水分を意識する

食物繊維は、便のかさを増やして排便を促すだけでなく、腸内細菌に利用されることで、腸内環境を保つことにも関わっています。
野菜、果物、豆類、海藻などを日々の食事に取り入れることは、腸の働きを整えるうえで大切です。
また、水分が不足すると便が硬くなり、排便しにくくなることがあります。
そのため、こまめな水分補給も意識してみましょう。
こうした基本的な生活習慣を整えることが、腸内環境を保つうえでも大切です。

腸内環境を食事から整える方法として、取り入れやすいレシピはこちら。

生活リズムを整える

腸の働きは、生活リズムとも関係しています。
十分な睡眠をとること、適度に体を動かすこと、便意を感じたときに我慢しないことなども、腸の働きを整えるうえで大切なポイントです。
便秘と肌荒れが重なるときほど、毎日のリズムを整えることが、体調を見直すきっかけになるかもしれません。

便秘薬を選択肢として考えることも

生活習慣を見直しても便秘が気になる場合、市販の便秘薬を活用することも一つの選択肢です。

市販の便秘薬には、

・腸の動きをサポートするタイプ
・便を出やすい状態に整えることを目的としたタイプ

などがあり、便秘の状態や体調に合わせて選ぶことが大切です。
便を出やすい状態に整えることを目的とした、酸化マグネシウムを主成分とする非刺激性の便秘薬は、腸を直接刺激せず、便をやわらかくすることで排便をサポートするお薬として、便秘の治療に用いられています。
そのため、便秘薬の使用が初めての方でも、選択肢の一つとして検討しやすいといえるでしょう。
便秘が長く続く場合は、自己判断だけで抱え込まず、医師や薬剤師、登録販売者に相談することが大切です。

また、持病のある方や服用中の薬がある方は、使用前に薬剤師または登録販売者に相談しましょう。

4. まとめ

肌荒れにはさまざまな要因がありますが、腸内環境や生活習慣の乱れが重なることで、肌の状態にも影響する可能性があると考えられています。
そのため、気になるときは、スキンケアだけでなく、腸の状態や毎日の過ごし方にも目を向けてみることが大切です。
食事や睡眠、生活リズムを整えることが、全身のコンディションを見直すきっかけになるかもしれません。
日々の小さな変化に目を向けながら、生活のリズムを整え、健やかな肌と体づくりにつなげていきましょう。

便秘の背景や日常でできる工夫、便秘薬の選び方までまとめて知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

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